2026.11.03 業界・建物管理

浴室の床に細い亀裂を見つけたとき、表面を補修すればよいのか、床下まで点検する必要があるのか。ユーユートラスト株式会社 YuYuLaboの鈴木 光が、一つの浴室床を記録した可視画像3点と熱画像1点をもとに、補修前に確認する項目をまとめました。
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浴室床のひび割れは赤外線画像でどこまで分かるか
可視画像には、床の格子状の溝を横切る不規則な線が写っています。レーザーを浅い角度から当てた画像では明暗差も見えますが、段差の深さまでは測れません。カラリ床にお湯を流した後、赤外線カメラで床面を観察しました。熱画像の中央に表示された32.7 ℃は機器の下縁付近の値で、亀裂の位置を特定できませんでした。この観察では下地への浸水の有無も判定できませんでした。
補修前に確認する床の段差・水分・沈み込み
報告では、まず気になる箇所に目印を置き、写真と同じ位置で段差を実測する手順を提案しています。水分は床材に適した測定方法や床下からの観察で別に確かめます。漏水痕や沈み込みがある場合は、床シートを貼る前に原因を調べます。
本報告は単一事例を扱った未査読の方法提案です。レーザーと熱画像を併用した場合の診断精度や、補修後の耐用年数は今後の検証課題です。 床シートによる改修を検討する際は、採用する製品の施工条件も確認してください。例えば、東リの浴室用床シート「バスナシリーズ」施工資料(PDF)では、施工前の漏水確認と、漏水がある場合の補修を求めています。
鈴木 光による技術報告の全文(PDF)
鈴木 光『浴室床の亀裂評価における低角度レーザー観察と赤外線サーモグラフィの併用』。ユーユートラスト株式会社 YuYuLabo 技術報告、第3版(改訂、初版公開 )、全4頁。報告番号 YuYuLabo-TR-2026-1103-01。
技術報告全文をダウンロード(PDF・第3版・4頁・約336 KB)
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